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2012-04-12

4/8(日) FM新潟「週刊アコギ倶楽部」

応援隊員の 撫子さんからの投稿です。

先月と同じゲストを迎えて、電話出演の山木さんと
お話が始まりました。

*山木康世のコレコレ(ポポンと鼓の音)シカジカ*

ワカ:こんばんは 今日も宜しくお願いします
山木:どうもこんばんは 宜しくお願いします。
今日は山木さんが「復興前夜」というCDを出されたので
この曲を中心にお話と曲を掛けたいなと思っています。
山木:そうですか、ありがとうございます~。
ワカ:全部聴かせていただいて 感じたことは詩がグッと来ることと
   なかなか今言えてない言葉がどこからくるのかな?と思いまして
山木:その点は専門家の藤沢さんの方が・・(^^)
藤沢:とんでもないです、歌を聴かせて頂いて歌詞を読ませて戴いて
   素晴らしいですね。
   僕らは復興に関してジャーナリズム側からの言葉であるとか、
   あるいは東京から発信する何かであったり知識人がヒステリックに
   言ってる言葉とかありますけど、ほんとに現地の被災地の方にすれば
   言葉に出来ないくらいの辛さ苦しさ悲しさがあってしゃべろうと思っても
   足りない!と思って口を噤むんですけど そこを山木さんが救って
   ほんと静かな歌詞に乗せてくれた、しかも重いですけどね、これ。
   ほんとに我々に響く。。

山木:お褒めの言葉を頂いて(^^)
   僕がずっと思ってる詩の想いはなるべくあざとさを無くして
   自分に自然に、何か自分が自然になれる言葉・・若い時って飾りたがるじゃ
   ないですか、
   何かとね、それが段々と取れてきてそして今度のテーマにぶち当たった時
   非常に素になって自分の中の物を吐き出したって感じが強いんですけどね。
ワカ:「この国に生まれて」もそうですが問いかけが逆にものすごくストレートに
   なってますね。
   自然の驚異もそうなんですが、社会的にもメディア的にも、どうしてこんな
   風になってるんだろう
   政治がどうしてこうなんだろう?という問い掛けが一番だとは思うんですよね
山木:政治家と言えば知識があるため
   辞書を調べないと分からないような言葉を平気で使うみたいな・・
   そして言葉が難しすぎて届いていないっていう・・
   子供でも分かるような言葉で人々を救うとか導くとかそういう風な政治家が
   もっと出てきても良いような・・と思ってるんですが

ワカ:そうですね、、一番は責任逃れの言葉が多いような気がします
山木:あ~どっちも取れるみたいなね
ワカ:なのでその言葉の巧みさはあるような感じがします
   これを言っちゃったら後に引けないっていう言葉があまりないような気が
   するんですけど
山木:そうだね、英語ってどうなのかな?って思ったりしてね
   日本語って非常に良いんだけどこうした危機の時に
   もっとストレートな表現とか危機感とか何かが必要な時に
   どっちでも取れるような表現をやられちゃったらただ迷うだけだなぁとか
   そういう感じをテレビの報道なんかで思ったんだけど。

ワカ:そうですよね、このアルバムの中に「勝手に持って行くな」
   ってありますね。
   無断で持って行くな 俺の哲学を ていう詩はすごいなって思うんですけど
   そこまで持って行かれた時に 人間てどうなるんだろう?と
山木:首都圏で直下型地震が来る来ると思いながら暮らしてるじゃないですか
   なんか刹那的な部分が占めてるのかなぁ、いつ突然終わるのかも知れな
   いと思いながらみんなが生きてると言えないこともないかなと
   そう言う意味でケセラセラを用意して ま、明日はどうにかなるさみたいな
   半分はそう思わないともう精神的にまいっちゃうかなと。
ワカ:やはりそうですよね、ケセラケラくらいの感覚でないと生きられないですよね。
山木:そうだね、半分そのくらい思ってないとね
ワカ:メロディラインが浮かんできますが^^ポンと詩を考えてメロディラインを
   考えられるんですか?
   メロディがあって詩があるんですか?
   同時みたいな感じですね
山木:あああ~アハ
ワカJr:ほんと弾きながら作ってる感じがしますね^^
山木:先日九州へ10日間くらい行って来たんですよ、
   初めて全部披露してきたんだけど
   ヒジョーに受けが良くて、みんな思ってるんだなぁと感じがしてね。
ワカ:そうなんですね、
   新潟でもやっていただくとありがたいです。
それでは山木康世で「復興前夜」を聴いてください

ワカ:山木康世で「復興前夜」でした。
   宮沢賢治がどう思っていたかを知りたいですね^^
ワカJr:ほんとそうですよね
   その場に僕は居なかったけどそこに居た気持ちになるくらいの
   ストレートで深みのある歌詞ですね
ワカ:藤沢:そうですね
山木:それで傍観視するのも変だしあまり分かったようなこと言うのも変だし
   それでジレンマ的に口を尖らせてしまうことの無意味さみたいな。
   それでストレートに書いた意味があるんだけど現地の人にはストレート過ぎて
   あまり聴きたくないと思う人も中には居ると思うけど
   報道で感じたり実際に何カ所か被災地に行ってみて感じたことを言わないと
   始まらないと思って。

ワカ:山木さんの歌で改めて感じたことが一つあるんです
   詩とメロディでそこへは行ってないのだけど
   行った気持ちになってしまうという・・魂の共生っていうかそれをすごく感じます
   なので音楽の力ってすごいなって改めて思いました
山木:そうなんですね、そういうことを出来てる自分が幸せでありますね
ワカ:私はそういう山木さんと知り合えて幸せです(^^)
山木:アハハ私も知り合えて嬉しいです(^^)

藤沢:この「復興前夜」の曲やすべての曲がそうなんだけど
   戦後すべての出来事に言説が集中したのは初めてだと思うわけ。
   政治的な言説に回収されがちなのがそこから良い意味ではぐれた所に音楽とか
   芸術とかの表現があってまさに山木さんの歌って生身の歌っていうか生き死にを
   抱えて俺の幸福ってどこへ行くんだどこにあるんだと真剣に思ってる人の言葉が
   あるからこれはストレートに届いてくる力を持ってますよね
ワカ:この時代にほんとこの歌って感じがしますよね
今日もお忙しいところをありがとうございました。
山木:こちらこそありがとうございました。

藤沢周のスタジオでコレコレシカジカ (スタジオで大受け(^^))
藤沢:どうしてもこれを言いたかった(^^)
山木さん大好きだから今もお話させてもらってさぁほんとこの「復興前夜」が
素晴らしいCDだから。
ワカ:僕ねこだわりがあるんだけどコレコレって言った時に僕ポンてやりたかったです(笑)
藤沢:でもほんと良い曲だね
ワカ:ふきのとう時代の山木さんの楽曲もワカJrもすごく好きで
私が聴いて聴いてとワカJrに言ってる訳じゃなくて勝手に聴いててそして
ハマって行ったという・・
藤沢:ワカJrは昔から好きだったんだよね。
ケータイの着信音確かそうだよね
ワカJr:そうですね^^
ワカ:山木さんの楽曲がすごく好きでそこから入って行きましたね
ましてや今一緒に会話して大変な話ですよ。
ワカJr:足の震えが止まらないです

そして最後に「早く来い来いおらが春」が流れました☆

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